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FC琉球がJ1に昇格する!経済効果はどのくらい?

FC琉球J1昇格

7月6日Jリーグは前半を折り返した

昨年J2に昇格した沖縄屈指のチーム「FC琉球」もホーム戦3-0の圧勝を飾った。
とは言っても、現在J2リーグ22チーム中13位。昨年J3で優勝して、昇格したチームとしては上等?
勝点28  試合数21  勝7  分7  負7  得点32 失点30 得失点差2
前回のホーム戦で、ヴァンファーレ甲府に負けるまではホーム負けなし記録を30試合と更新してJリーグトップの記録を持っているし、得点数だけみると現在3位。
まだまだこれから!後半に期待したいところだ。

J2の今現在順位表 7月8日現在

順位 試合日 チーム名 前回試合結果 試合結果
1 3/24 モンテディオ山形 1-1 引分け
2 6/15 京都サンガF.C. 2-2 引分け
3 4/7 柏レイソル 1-1 引分け
4 5/11 水戸ホーリーホック 1-0
5 3/2 大宮アルディージャ 4-3
6 6/22 ヴァンフォーレ甲府 2-5
7 6/8 ツエーゲン金沢 1-1 引分け
8 6/29 V・ファーレン長崎 2-3
9 3/16 徳島ヴォルティス 2-1
10 5/19 ファジアーノ岡山 0-1
11 5/25 アルビレックス新潟 2-1
12 6/2 横浜FC 1-2
13   FC琉球    
14 4/13 東京ヴェルディ 1-1
15 3/3 レノファ山口FC 1-1
16 4/27 FC町田ゼルビア 1-1
17 3/10 愛媛FC 2-0
18 4/3  ジェフユナイテッド千葉 0-1
19 4/21  鹿児島ユナイテッドFC 0-1
20 7/3  栃木SC 3-0
21 2/24  アビスパ福岡 3-1
22 5/5  FC岐阜 1-2

FC琉球がJ1に昇格するためにその1

まずは勝ち進むこと!

大抽選会でJ1に上がれるという仕組みではないので、勝ち進むしか方法はない。
JリーグのルールだとJ2リーグにおける年間順位1位、2位のクラブがJ1リーグに自動昇格する。
現在13位をとにかく勝ち進んで1位になる!
そうすると来シーズンはJ1チームとして檜舞台に立つことになる。
さらに、J1リーグ16位のクラブとJ2リーグ3位~6位のうち、J1ライセンスが付与されているクラブは
J1参入プレーオフに出場する権利が与えられ、その優勝クラブがJ1に残留または昇格できるというプランも用意されている。
ちなみに、昨年2018年のプレーオフは、4位のFC町田ゼルビアはJ1ライセンスがなかったため参加できず
横浜FC(3位)、大宮アルディージャ(5位)、東京ヴェルディ(6位)とJ1のジュビロ磐田(16位)が戦い
その結果はジュビロ磐田の勝利でJ1残留が決まった。

ということで、頑張って6位まで上がれれば、なんとかチャンスが巡ってくる。
現在6位のヴァンフォーレ甲府の勝ち点は33、FC琉球の勝ち点は28。その差は5。
まだまだ狙えないことはない!

なにはともあれ、絶対に「勝ち」が必要だということは間違いない。

FC琉球がJ1に昇格するためにその2

1万5千人のスタジアム

FC琉球の発表によると、6月19日に練習グラウンドを備えた「新練習拠点」を八重瀬町の具志頭運動公園内に整備が決まったという。
これで練習所は確保。
そして、メインスタジアムは・・・。
現在メインスタジアムとしているタピック県総ひやごんスタジアムの総入場者数は10,189人。
ここを改装して1万5千にするのはちょっと厳しそう。
現在の計画だと、2023年には那覇市の奥武山運動公園にJ1規格のスタジアムが開業する予定があり、そこがメインになる可能性があがっている。

2023年でも間に合う?

去年のFC町田ゼルビアの問題からリーグはスタジアム整備において一定の条件下で猶予期間が認められることになりました。

【1】スタジアム整備において、条件を満たした場合の猶予期間を設置
・例外規定1 着工しており3年以内に完成可能であれば、上位ライセンス取得可能
・例外規定2 Jリーグが掲げる理想的なスタジアムを整備するのであれば、5年の猶予を認め(例外1との併用も可能)、上位ライセンス取得可能
【2】 理想的なスタジアムは、①アクセス②屋根③ビジネスラウンジ・スカイボックス・大容量高速通信設備④フットボールスタジアムの4つの要件から定義
【3】 上記改定に基づきトレーニング施設整備に関しても3年の猶予期間を設置
【4】 上記理想的なスタジアム推進のための補助金制度(1クラブあたり最大1000万円)を設置

ということで、那覇市の奥武山運動公園に出来上がる予定のスタジアムを第一候補にして、ライセンスの申請をしても大丈夫ということです。
総工費は・・・
少なく見積もっても、200億円
どこから捻出するかがカギ。
県の事業とするのか、スポンサーを集めるのか、クラウドファンドで集めるのか・・・。
サッカー専用スタジアムで収益は上げられるのか??
考えることは山ほど。しかし、やれない話ではないと思う。

サッカー冬の沖縄キャンプの経済効果は20億4,700万円!

沖縄サッカーキャンプ2018の経済波及効果 – おきぎん経済研究所
2018年のキャンプ実績

V.ファーレン長崎 西原町民陸上競技場
西原町東崎サッカー場
大宮アルディージャ 沖縄県総合運動公園
ベガルタ仙台 糸満市西崎陸上競技場
東京ヴェルディ 西原町民陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌 金武町陸上競技場
カマタマーレ讃岐 西原町東崎サッカー場
サガン鳥栖 読谷村陸上競技場
東京サンガF.C.  沖縄県総合運動公園
浦和レッズ  金武町フットボールセンター
八重瀬町東風平サッカー場
 水戸ホーリーホック 金武町フットボールセンター
FC東京 かいぎんフィールド国頭
糸満市西崎陸上競技場
ヴァンラーレ八戸 本部町陸上競技場
横浜F・マリノス 石垣市サッカーパークあかんま
全北現代 恩納村赤間サッカー場
ガンバ大阪 中城村ごさまる陸上競技場
南城市陸上競技場
北京控股足球倶楽部 八重瀬町東風平サッカー場
八重瀬町具志頭陸上競技場
金武町陸上競技場
ヴィッセル神戸 読谷村残波岬ボールパーク
INAC神戸 南城市陸上競技場
川崎フロンターレ  沖縄県総合運動公園
中城村ごさまる陸上競技場
水原都市公社 読谷村陸上競技場
名古屋グランパス 南風原町黄金森運動公園
岐阜経済大学 西原町東崎サッカー場
ジェフユナイテッド市原  南城市陸上競技場
神戸親和女子大学 恩納村赤間サッカー場

こんなにたくさん来てたなんて~
沖縄の人は知らないはずよ~
20億円ってすごいね~
という声が聞こえてきそう。

冬のキャンプは1週間から3週間とちょっと長め。
それに伴う宿泊費や日々の移動費が含まれるため、通常の試合の移動とちがってチームが落とすお金はかなり多い。
真冬の、それもシーズン開始直前に調整ができるので各チームともキャンプはとても重要な行事。
沖縄でのキャンプの年々増えてきており、自治体によっては宿泊施設の建築なども考えているという。

このあたりの数字も、収益に組み込むことができるはず。

FC琉球がJ1に昇格!その経済効果は?

ちなみにいろいろなところでJ1昇格経済効果を出していますので並べてみました。

大分トリニータのJ1昇格が大分県経済にもたらす経済波及効果 16.5 億~20.2 億円
松本山雅FCのJ1初昇格後の経済波及効果は年間約 42.9 億円
アビスパ福岡J1昇格 経済効果123億円

数字はすべて、それなりの機関が算出した数字。

観客動員数を見ると、平均値は J1-19,064 人 J2-7,049 人 J3-2,491 人
FC琉球の平均動員数は・・2018年 3,146人 2019年 4,480 人
J3の平均は超えていますが、J2のレベルにはまだまだ到達していません。

最高に入っても開幕戦のときの7,385人 と柏レイソルとの7,913人 
開幕戦はJ2への期待値だったと思いますが、今のところ今シーズン一番すごかった、「柏レイソル」戦
ひやごんが真っ黄色に染まるという噂は嘘ではなかったw
沖縄在住の「柏レイソル」ファンはもちろん、千葉からも大勢の人がやってきてたと思います。
さすがJ1チーム。応援団のパワーもものすごく圧巻だった。
J1チームが連ねてやってきたら、毎試合1万人超えなんてことも夢じゃないし、FC琉球が勝ち進んで行けば確実に来場者数は増えるはず。

さらに、スポンサーのJTAの親会社JALが全面的に、Jリーグサポートツアーや、FC琉球戦特別割引チケット「琉チケ」や「琉球割」みたいな格安チケットを企画したり、送迎バスの仕組みを考えたりできたら観客数はもっと増やせるはず。
このあたりのアクションを是非新社長にお願いしたいところです。

本土からわざわざ試合の応援にやってくる人もきっと2泊くらいはすると思います。
そこは、宿泊パックをつくってくれるホテルを集める!

なんたって、ホーム戦は通算17試合。
日程のうち7割はオフシーズン。各チームの応援熱を刺激するようなプランを企画したいものです。
JTAが無理なら、HISの澤田さんにお願いして、毎回チャーター機を出すくらいのプランを考える必要があるのではないでしょうか。
県外から毎回多く(1万人規模)のファンが押し寄せると想像すると、しっかりしたビジネスを考えてもよいと思います。

ちなみに、浦和レッズの埼玉スタジアム2002の来場者数は 毎回3~5万人 
半分がレッズファンだとすると2~3万人ちかくの人が埼玉スタジアムにやってきています。
万が一、浦和レッズとFC琉球が新那覇スタジアムで決勝になったら??

↓こんなことが起きる??
浦和レッズ浦和レッズオフィシャル応援ツアーより引用

当然、夜は街に繰り出して応援歌を歌い酒を飲みますので、松山の繁華街はもちろん、国際通りも「WeLLComeREDS!」の横断幕で迎えるべき!
もちろんレッズだけではなく、毎試合ごとに横断幕を出して迎える体制をつくって、FC琉球戦記念グッズをスタジアムやお土産屋さんで売る!

試合の翌日は観光で沖縄を満喫していただきます!
そして、帰りにはお土産もたくさん買って行ってくれますので、毎回「限定」FC琉球vs○○ 記念ラベルの「紅いもタルト」を作って販売!
となると、お菓子御殿さんがスポーンサード??
というようなことが、2週間に1回、17試合ごと起こることを考えれば経済効果は??
福岡の123億円を楽に超える効果も期待できるのではないでしょうか??

さらに、アジアからの集客にも期待したい。
韓国はもちろん、中国や台湾、香港やベトナムの有名選手を招致して、彼らを応援しに来るツアーを企画する。
新那覇スタジアムでは、アジアカップを誘致する・・・。
できること全部チャレンジして、沖縄サッカーの基本を作り上げていくことをしていきましょう!

沖縄県民のサッカー熱が相乗効果を生む

日本全国からJリーグチームのサポーターが集まってきたら、FC琉球のファンが迎え撃つ!
スタジアムでベンガラカラーのタオルを回して声を枯らして応援する。

そんなファンがもっと増えなければなりません! 

ちなみに今週は読谷村DAYでしたし、来週7月13日(土)恩納村DAYです。
村民は無料ですので、是非皆さん乗り合いでスタジアムに行きましょう~

さらに、8月17日には「キングカズ」が「俊介」を引き連れて沖縄入りします!
台風が来たって、見逃すわけにはいきません!
目指せ、満席!みんなで一緒に応援しましょう!!

FC琉球J1への道

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