沖縄からアジアへ!最新の情報をお届けいたします。

沖縄がハワイを抜く?!実質的にハワイを抜くために必要なことは?

沖縄とハワイを比較

沖縄がハワイを抜く??

ここ数年観光客数が伸びている沖縄ですが、ライバル?ハワイとの比較してみると

2016年 2017年 2018年
沖 縄 876 万9200 人 939万6200人 999万9000 人
ハワイ 894万1394 人 940万4346人 995万4548人

沖縄県が2018年度の入域観光客数を発表しました。対前年度比4.4%(41万9100人)増の999万9千万人。
ハワイで観光施策を担うハワイ・ツーリズム・オーソリティー(HTA)が1月31日に発表した2018年の観光客数(速報値)は前年比5.9%(55万202人)増の995万4548人で過去最高を更新。
(ハワイの集計は1桁まで出ているのに、沖縄はちょっとアバウトな数なのはなぜだろ?)

沖縄が急成長している要因

成長著しい沖縄ですが、その要因は何だったのでしょうか?
まず国内観光客数は1.6%増の699万8200人と微増ながら6年連続過去最高を記録。
それに対し外国人観光客は11.5%増の300万800人と初の300万人台に達しました。

沖縄県の人口は144万5000人ですから、外国人だけ見ても県民の倍の人数が沖縄に訪れているということになります。

外国人観光客は大型クルーズ船を中心とした海路客が前年度比20.6%増の119万7100人と大幅増。
地域別では台湾からの観光客が高尾~那覇の新規航路などで12.9%増の91万7700人と最も多く、次いで中国本土は同27.3%増の69万4800人。

沖縄県に来ている外国人TOP5

第一位 台湾 33.8 %
第二位 韓国 32.1 %
第三位 香港 12.8 %
第四位 中国 14.6 %
第五位 米国 1.0   %

その他の国は 全体の5.9%となっています。
タイ・バンコクやシンガポールも増加していますし、インドネシアやベトナムの人たちも多くみかけます。
アジアの中心に位置する沖縄県として地理的優位性をいかんなく発揮していると思います。

沖縄で急増外国人レンタカー利用者と交通事故

外国人の方が運転しています

レンタカーの利用台数もここのところ急増しており年間20万台は軽く突破している。
ほぼ訪日外国人観光客の数と同じで、韓国、台湾、香港が上位を占めている。中国に関してはジュネーブ条約締約で定められている国外運転免許証が有効な国ではないということで現在は運転することができない。
県レンタカー協会に対して事業者から報告のあった外国人レンタカーによる、事故率は4%近い数字で、国内客の約4倍という。
そのほかでも課題も見受けられます。
多くの観光客はまず空港に到着しますが、そのほとんどはレンタカーを確保します。
レンタカー確保までの待ち時間の短縮を図る必要があります。
現在、貸し出しにかかる時間は2時間を超えている時期もあるという。
那覇空港に到着して、走り出すまでに2時間・・・。
世界的にみるとそれほどすごい時間ではないが、改善の余地はありそう。

沖縄名物慢性渋滞に拍車がかかる

ご存知のように、電車が走っていない(モノレールはあります)沖縄県民の足はマイカー。
一家に2台は当たり前。人気のスポットに行く方法は、車以外に考えられません。
これに多くの観光客のレンタカー「れ」「わ」ナンバーが集まってくるのでいつでも渋滞が起こっています。
朝夕の通勤ラッシュ時はもちろん、週末のレジャー施設周辺は年中渋滞を覚悟しなければなりません。

レンタカー以外の交通手段を充実させる

ハワイにも渋滞はあるし、電車が走っていないのは同じ。
ハワイにあって、沖縄にないもの・・・
それは、送迎つきのオプショナルツアーとワイキキトロリーではないでしょうか。
観光施設運営サイドの考え方やホテルロケーションによる問題もありますが、日本人のリゾート観光の歴史が
観光タクシー、団体旅行、修学旅行、そしてレンタカーという時代背景と流れがあり、施設側が乗り物を用意する必要がなかったのです。
ここ沖縄は、航空会社が主導になり、西海岸のホテルをめぐるバスを出したり、観光タクシーをセットしてみたりといろいろなことをやってはいるのですが
結果的に需要はレンタカーに集約されてしまっています。
その台数も順調に伸びて3万5千台を突破。海外からの需要は増えても、国内は運転しない若者が増えていいけば、当然レンタカーのニーズは減ることも想定できるはず。
レンタカーを運転できない国へのアプローチと、レンタカーが運転できない若者を呼び寄せる何かが必要ではないだとうか?

沖縄の移動の手段はバス

そんな時代がくるかどうか。2018年10月に稼働した新那覇バスターミナルバスターミナル。
建物は新しくなりましたが、「使い方がわからない」というのは昔と一緒という意見も多いのですが
バス経路は「シーサー」に聞こう!というキャッチフレーズで、AIがバス路線の案内開始したりもしています。
沖縄県のバスの歴史に関しては、別の記事で取り上げることにりますが、景気がよくなったのは正直言ってここ5年。
それまでは、夏の2か月以外オフシーズンだったことを考えると、アジアの中心となるための交通プランは今から始まるのだと思う。

沖縄の足はバス

沖縄も慢性的な人手不足

沖縄県は近年どの業種も人材不足という課題があります。
これは、沖縄県だけではなく、日本国中どこでも起きている問題かもしれません。
そんな中、ホテル建設もまだまだ盛んで、2020年に向けまだまだオープンが続きます。(2019年にopenするホテル)
こんなにオープンして大丈夫?と思うくらいのオープンラッシュ!
人材の奪い合いも激戦が続いているという噂も・・・。
特にすざまじいのは、清掃スタッフ。数年前までは最低賃金の762円の募集が当たり前だった沖縄ですが
今はコンビニでも1000円に届く勢い。恩納村の清掃スタッフの奪い合いは時給の高騰を呼び、1200円は楽に超え、7月にオープンするハワイの老舗ホテル「ハレクラニ」は1300円で募集を開始しています。
時給の高騰は、いろいろなところにハレーションを起こします。
憧れのホテルの清掃で1300円もらえるのであれば当然人は移動します。さらに業界以外からの移動も考えられます。
なんせ、ちょっと前までは・・・というか今762円の人が1300円もらえるとしたら、どうします?
あなたなら辞めますか?続けますか?1日8時間働いて20日稼働すると8万6千円給料が変わります。
そんなことがあちこちで起きています。
さらにすごいのは、中堅社員のヘッドハンティング。
引き抜かれた側は、死活問題。
この夏乗り越えるために、どこも人材確保に必死になっているということです。

もし、時給を上げても人が集まらなければ当然サービスの質はキープできずに評価が下がってしまう可能性もあるのではないでしょうか?

観光消費額

なんといっても最大の課題は観光消費額でしょう。
入域観光客数ではハワイに肩を並べるまでに成長しましたが、2017年のハワイの観光消費額は1兆8826億円。
沖縄県の観光消費額はハワイの4割程度という現実があります。
ハワイと沖縄の観光客1人1日当たりの消費額は大差ありません。最大の違いは滞在日数です。
平均滞在日数がハワイは8.94日に対し沖縄は3.65日。一人当たり観光消費額はハワイが19万8699円、沖縄は7万3945円と大きな開きがあります。

中部太平洋に位置し「どこからも遠いハワイ」は遠いからこそ長期滞在が可能となり、「アジアの中心の沖縄」はアジアから近いがゆえにいつでも来て、いつでも帰れるという地理的優位性が長期滞在を阻害している要因になっている可能性も否定できないと思われます。
ここ5年くらいに急激に伸びてきた沖縄が今やらなければならないのは「らしさ」を作り上げることではないでしょうか?
「沖縄らしさ」「日本らしさ」を追求した空気感を作り上げていくことが、顧客のリピートを起こし、2泊が3泊になり、4泊になっていくのだと思います。

ハワイも日本資本が大量に入り込んだバブル期を経験しています。
激安旅行のターゲットになり、最短3泊5日のツアーを超激安で販売していた時期もありました。
しかし、その時に行った人たちが次に行くときには4泊6日、5泊7日になり、ホテルの使い方が変わり、毎年ハワイに行くハワイ好き、ハワイ通が生まれてきたのです。

今、沖縄に来る多くのアジア人は「安いから」という理由で来ていると思います。
事実、大人数宿泊できるコンドミニアムは一人当たり1泊2000円以下の施設も多く存在します。
綺麗で便利で安心安全で安い沖縄から脱出できる方法を模索していかなければならないのではないでしょうか?
これらの課題を克服してこそハワイに肩を並べたといえるのではないでしょうか?

関連記事一覧

  1. ハレクラニ沖縄
  2. 大型クルーズ船
  3. 安里昌利社長
  4. ゆいレール延長3両化
  5. パルコショック
  6. 沖縄バブル
PAGE TOP