持続可能な世界を実現するために私たちができることは?

SDGsとは?

沖縄SDGS

沖縄県SDGS
これは、近年テレビや新聞などでよく取り上げられている
『SDGs (エス・ディー・ジーズ)』のロゴです。

SDGsとは?

Sustainable   (サスティナブル/持続可能)

Development (ディベロップメント/開発)

Goals    (ゴールズ/目標)

「持続可能な開発目標」という意味です。

2015年9月の国連総会にて、2030年までに地球社会をより良く 持続可能な姿にしよう!と
17の項目と169のターゲットで構成された世界共通の目標、すなわちSDGsがかかげられました。

上段(1〜6)は途上国や貧困に苦しむ人たちを守るための課題、
中段(7〜12)は、途上国のみならず我々先進国とも関わりが深い課題です。
そして下段(13~17)は地球全体に関する課題となっています。

こうして見てみると、SDGsを構成する17の項目は、現在地球上で起こっている問題を網羅しており、地球で生きるすべての人が取り組むべき課題であると言えます。

それでは、SDGsが採択されてから5年経過した今、世界はどのくらい目標達成しているのでしょうか?
「SDG Index and Dashboards Report 2019」よりSDGsの国別達成状況を見ることができます。
(リンク:https://sdgindex.org/reports/)

1位 デンマーク
2位 スウェーデン
3位 フィンランド
4位 フランス
5位 オーストラリア
6位 ドイツ
7位 チェコ
8位 ノルウェー
9位 オランダ
10位 エストニア
11位 ニュージーランド
12位 スロベニア
13位 イギリス
14位 アイスランド
15位 日本
16位 ベルギー
17位 スイス
18位 韓国
19位 アイルランド
20位 カナダ

ヨーロッパの多くの国が20位以内にランクインしています。
例えば、2019年度の達成状況1位のデンマークは、環境問題への改善意識が高く、プラスチックを減らす目的として「再生可能ラップ」が開発されています。
2位のスウェーデンでは、バイオガスを燃料にした自動車や、家庭ゴミを発電燃料にするなど身近なところでエネルギーが再利用されています。

また、ヨーロッパ全体がオーガニック食材の利用率トップクラスということもあり、
企業だけではなく国民全体に、環境問題やSDGsへの考えが浸透しているようです。

一方、2019年度の日本のSDGs達成率は156か国中15位という順位でした。
決して低い順位ではないようにも見えますが、
17の目標のうち、日本が到達していると評価されたのは「4.質の高い教育をみんなに」と「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の2項目のみ。

日本でのSDGs認知度はまだまだ低いのが現状です。

カナダのコーポレートナイツ社が発表した
「2020 Global 100」(https://www.corporateknights.com/reports/2020-global-100/2020-global-100-ranking-15795648/)では、世界で最も持続可能な企業100社に、武田薬品工業、積水化学工業、花王、トヨタ、コニカミノルタ、パナソニック、計6社がランクインしました。

企業がSDGsを取り入れることによって、以下のようなメリットがあると言われています。

・短期的ではなく長期的な利益追求ができる
・新たなビジネス・市場の開拓ができる
・企業イメージの向上
・今後ESG投資が増えるため資金調達が有利になる
(ESG投資:環境や社会問題解決に取り組む内部統制が整っている企業に投資をすること)

今後、SDGsを取り入れた事業を展開する企業が急速に増えることが予想されます。
それによって私たちの生活にも変化が起きはじめるでしょう。

沖縄県SDGS

今そこにある水、森、資源、教育、医療は当たり前のものではありません。
世界のどこかで、誰かがしてくれること・・・ではなく、

自分自身がすべきことだと、1人でも多くの人が捉えて行動していくことが
持続可能な未来への第一歩なのではないでしょうか。

私たちソーシャルバンクZAIZENは、南の島沖縄でソーシャルレンディング
『Pocket Funding(ポケットファンディング)』を運営しています。
2020年よりSDGsを取り入れた事業展開をしていきたいと考えています。
まずは身近なところから出来る事を始めていくために
SDGs初心者として、遅ればせながら勉強をしています。

次回より、SDGsの項目1~17について1つずつ解説していきます。

  1. No Poverty – 貧困をなくそう
  2. Zero Hunger – 飢餓をゼロに
  3. Good Health and Well-being – すべての人に健康と福祉を
  4. Quality Education – 質の高い教育をみんなに
  5. Gender Equality – ジェンダー平等を実現しよう
  6. Clean Water and Sanitation – 安全な水とトイレを世界中に
  7. Affordable and Clean Energy – エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. Decent Work and Economic Growth – 働きがいも経済成長も
  9. Industry, Innovation and Infrastructure – 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. Reduced Inequalities – 人や国の不平等をなくそう
  11. Sustainable Cities and Communities – 住み続けられるまちづくりを
  12. Responsible Consumption and Production – つくる責任つかう責任
  13. Climate Action – 気候変動に具体的な対策を
  14. Life Below Water – 海の豊かさを守ろう
  15. Life on Land – 陸の豊かさも守ろう
  16. Peace and Justice and Strong Institutions – 平和と公正をすべての人に
  17. Partnerships for the goals – パートナーシップで目標を達成しよう

どうぞよろしくお願いします。

(文章 小春)

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